丁寧な言葉にご注意を。
所謂、肩書き。
ー翌日
今日も中臣が図書館の受付にいる。
あたしがコイツより早く来れる事は一生ないかもしれない。
「今日は実央さんだけですか。」
「うん。寝かしてきた。」
翔ちゃんはお昼寝中
あたしも受付の椅子に座る。
今日も図書館にいる人は少ない。
受付に座ってから何時間かして
ーガーーーッ
図書館の自動ドアが開いた。
「大学のレポートとかマヂだりぃー」
「文句言わないの!」
「つーか何でこっちの図書館?古いじゃんー」
「ここしか資料ないんだって」
入ってきたのは男子3人女子2人のグループ
ぺちゃくちゃと喋りながら資料室のある二階に上がっていった。
「…大学生、かな?」
「レポートとか言ってましたし、だと思いますよ?」