丁寧な言葉にご注意を。
中臣に引きずられながらしばらく経つと、
人通りが少ない路地裏に来てた。
「‥ここら辺でいいか……」
ボソッと中臣が言った。
何が良いんだ。
あたしは良かないぞ。
「実央さん」
「何‥どわぁっ!!」
振り向いた瞬間、
ーバサーッ!!
とあたしの頭に何か取り憑いた。
??
「何よ、これ……」
頭に手をやる。
ふさふさとした感触
前に垂れた物体を見れば、
「……髪、の毛?」
赤毛がかったあたしの髪と同じ色
って、コレは……
「ヅラーーーーッッッッ!!!???」