丁寧な言葉にご注意を。
所謂、詐欺。
「いらっしゃいませー!!」
ホームセンターに来ていた‥
え?
いやいや、
何でかなんて聞かないでくれよキャサリン。
アレだよ、
そこは色々な事情っつうねー
つまりは中臣の考えってわけで
あたしにもよくわかってないのだが
「な、中臣……」
「しー‥っ、少しだけ口を噤んでくださいね…?」
中臣の細いけど大きな綺麗な手が、あたしの口元を塞いだ。
「んぐ………」
「そう、そのまま‥いい子ですね……」
クスリ、と中臣が笑う。
「ふぁ、ふぁふぉみぃ…? (な、中臣…?)」
「なんです?」
むごむごと中臣の手が邪魔してうまく言えない。
相変わらずの笑顔を崩さない中臣
「ひゅうもふされへる…… (注目されてる……)」
気付けば公然の前
客から店員まであたし達を見ている。
は、恥ずかしい!!
絶対に赤面ぶっこいてるあたしに対してしらっと涼しい笑顔の中臣
スッ、と手を離した中臣
そして何やら肩を震わしている。
ん?
何笑って……
「あの子達……あっちの世界?」
「でも美少年同士で絵的問題ないよ!!」
……………。
ΣΣ!!