うさミミ!~兄と王子と幼なじみと~「ヲタは××できないなんて、言わせないんだから!」(仮)
「ねぇ花音、妄想はいいけど登場人物変えない?」
「だって萌えるじゃん!」
いやいや。あたしと咲とか萌えない。
「そんなにお似合い?あたしと咲」
「うんっ!!!」
はぁ……そうですか……。
ていうか超即答された。
気づけばもう陽が沈んで、空は真っ暗。
アキバはあたしが住んでるところよりずっと都会だから夜でもちょっと明るい気がした。
「ゆうゆさ~リアルに恋とかしたことないでしょ?」
「んな!何、急に!……そうだけど」
確かに彼氏いない歴16年。
いや誕生日まだだから15年か。
だって二次元だけで十分だもん。
「ゆうゆにはまだわかんないかぁ……。まぁいっか、そろそろ帰る?」
「??そうしよっか」
そろそろ両手もふさがってきたし……。←いろいろ買いすぎ
「帰ったらゲームパラダイスだぁ!イェーイ」
帰り道はスキップして帰った。