うさミミ!~兄と王子と幼なじみと~「ヲタは××できないなんて、言わせないんだから!」(仮)
放課後+図書室=萌えシチュ!



結局そのあと綱引きは完敗し、あたしのクラスは敗北。


でもまぁいろいろあったし……楽しかったなぁ~!


のんきに笑いながらスキップしている、花音との帰り道。



「ていうかゆうゆ、面白かったよ」


花音がぽそっと言う。


「え?」あたし?


「あの転び方………(笑)」


そこかい!


「あのときあたし、一瞬飛んだの!すごくない!?」


「うん、五センチくらいね~」


「あっ!そうそうあのあとね!雪くんがねっ保健室に……」


「どうだった?進展した!?」


「それが……ちと邪魔が入って……」


「え!?」


「咲がさぁ~来るなり怖い顔してあたしを連れ去ったの!」


必死で花音に訴えても、


「ああ…和泉君ね、うん」


「なんで納得!?」


「……。そろそろ鈍感すぎて殴りたくなるよ♪」



……!?


で、でたー。小悪魔花音ちゃん。


いやもう今日のは悪魔そのもの……。



そのあとなぜかずっと、例のゆーらぶみーのマンガのストーリーを何回も話された。






「あ、もうここまで来ちゃったね~……わかった?」


いつもの別れ道で、ようやく話がストップ。


「き、今日は…疲れたから…寝るね…ばいばい…」


自分で話してるのって楽しいけど、相手の話をずっときいてるのってニガテ。


途中で内容整理できなくなって、最後には疲れはててる。←最悪



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