あなた色
「神無ー!!朝よ、早く起きないと遅刻するわよ。」
朝日とともに
響き渡る声
(...ん?いま何時?)
重い手をもぞもぞと
出し、目覚まし時計を
眠たい目で見てみると、
「えぇぇー!!!やばいやばい
遅刻だよ!!」
これがわたし
希月 神無 (きづき かんな)
性格わよく
明るくて、元気だねって
言われるなー。
高校1年生の元気で
明るい女の子。
それわ表だけ。
「あ、学校!!遅刻するー!!」
でもいつもの朝だなって
なにげに実感するなー
お母さんがわたしを
起こしてくれて、
階段下りてリビングの
ドアを開ければいつものように お父さんわ新聞広げてながら
コーヒーを一口。
いつもお母さんに
新聞読むか食べるか
どっちかにしなさい。
って怒られるんだよね、
「お父さん、おはよー。
早く食べないと電車
乗り遅れるよー」
「ん?あ、そーだな
神無もだからな」
半分笑いながら
いつもの笑顔を見せる。
家族を大切にしてくれる
お父さんがわたしわ
だいすきだな
「わたしわ大丈夫!!
走って行くから」
わたしも負けじと
笑顔で返した
お母さんわキッチンで
何やら作ってるらしい
多分わたしの
お弁当だろう
「んぢゃあ母さん行ってくるよ」
「はい。今日も頑張って!
行ってらっしゃい」
はい。って
渡すお母さんの顔が
好きなわたし。
「ん?ああ!!!もうこんな時間!?
間に合わないよ
お母さん行ってきまーす!!」
「神無、お弁当!」
玄関へ走るわたしを
鶴の一声でお母さんわ止める。
「はいはい、行ってきまーす!!」
こうしてわたしの
一日わ始まる。