【短編集】放課後は君との時間
物に埋もれていた先生が私を見つける。
「お前、俺の奴隷ね」
ふ、と怪しく笑った先生も、やっぱり格好良くて。
でも、言葉を理解するとそんなことは言ってられない。
「え、奴隷って……?」
「主に雑用。部屋を掃除したり、俺の昼飯買いに行ったり」
前言撤回。この人は意地悪だ。
「もし、俺の命令が聞けなかったら、お仕置きだからね」
「お仕置き、ですか」
「そう、こんなお仕置き」
先生はネクタイをしゅるんとほどきながら私に近づいた。
そしてネクタイを目元に巻かれる。
次の瞬間。
「………お前は俺のだ、チュ」
耳元に甘い囁き。唇に柔らかい感触。
「え、せんせ、?ちょ、待って、?」
「待たない。チュ、…奴隷は大人しくしてろよ、チュ」
言葉の間に降ってくるキス。
どうして、?先生は私が好きなの?
そんなはず無い。そんなわけ無い。
「せん、せ……ふぁ、ど、して…?」
「どうして?んなの決まってんだろ」
そういうと、やっとキスをやめてくれた。
「俺が、お前を離したくないから」
そんなこと、心配しなくても、私はだいぶ前に先生の虜で、逃げられないのに。
「せんせ、一生私を離さないでいて」
fin
「お前、俺の奴隷ね」
ふ、と怪しく笑った先生も、やっぱり格好良くて。
でも、言葉を理解するとそんなことは言ってられない。
「え、奴隷って……?」
「主に雑用。部屋を掃除したり、俺の昼飯買いに行ったり」
前言撤回。この人は意地悪だ。
「もし、俺の命令が聞けなかったら、お仕置きだからね」
「お仕置き、ですか」
「そう、こんなお仕置き」
先生はネクタイをしゅるんとほどきながら私に近づいた。
そしてネクタイを目元に巻かれる。
次の瞬間。
「………お前は俺のだ、チュ」
耳元に甘い囁き。唇に柔らかい感触。
「え、せんせ、?ちょ、待って、?」
「待たない。チュ、…奴隷は大人しくしてろよ、チュ」
言葉の間に降ってくるキス。
どうして、?先生は私が好きなの?
そんなはず無い。そんなわけ無い。
「せん、せ……ふぁ、ど、して…?」
「どうして?んなの決まってんだろ」
そういうと、やっとキスをやめてくれた。
「俺が、お前を離したくないから」
そんなこと、心配しなくても、私はだいぶ前に先生の虜で、逃げられないのに。
「せんせ、一生私を離さないでいて」
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