【短編集】放課後は君との時間
今年、俺はこの高校を卒業する。
だから、放課後に残って友人と話してることが多くなった。
時々、学校探検もする。
行ったこと無い他クラスに入ってみたり。
準備室とかに入ったり。
いろんなものがあって、けっこう面白かったりする。
今日は、俺らがよく行ってた屋上に行くことにした。
「やっぱここが1番思い出深いよなぁ!」
なんてねっころがる友人を横目に俺は自分の定位置に足を運んだ。
入り口からは見えない壁際。
ふぅ、とため息をつきながら座り込む。
正面の景色は少し夕焼け色に染まっている。
その手前、フェンスになにかが引っ掛かってる。
俺は歩いてその引っ掛かってるものを見に行った。
紙に紐が通され、その紐がフェンスに結び付けられてる。
そこには、
[よく、この壁際に座っている先輩へ。]
とかわいらしい文字が並んでいた。
だから、放課後に残って友人と話してることが多くなった。
時々、学校探検もする。
行ったこと無い他クラスに入ってみたり。
準備室とかに入ったり。
いろんなものがあって、けっこう面白かったりする。
今日は、俺らがよく行ってた屋上に行くことにした。
「やっぱここが1番思い出深いよなぁ!」
なんてねっころがる友人を横目に俺は自分の定位置に足を運んだ。
入り口からは見えない壁際。
ふぅ、とため息をつきながら座り込む。
正面の景色は少し夕焼け色に染まっている。
その手前、フェンスになにかが引っ掛かってる。
俺は歩いてその引っ掛かってるものを見に行った。
紙に紐が通され、その紐がフェンスに結び付けられてる。
そこには、
[よく、この壁際に座っている先輩へ。]
とかわいらしい文字が並んでいた。