DV彼氏に負けてたまるか!!
学校に着き夏美さんに
席を教える。
1番後ろの廊下側。
夏は暑くて
冬は寒い。
人っ気もなくて
あたしには
ぴったりの席。
「ぉ?後ろとかセンス
いいじゃねえか(^O^)」
(いや、あたしが
決めたんじゃないんで汗)
「そうなのか?w」
嬉しそうに
座る夏美さんを
見ていると
隣のキモヲタ系の
男子が
話しかけてくる。
『さ、坂下さん
ぉ、ぉ、おはよ。』
(ぁ、軽く挨拶程度で
いいですよ。)
すると夏美は
少し間をあけて
元々祐美の高い声のに
精一杯ドスをきかせ
ギロリと睨んで一言。
「……うるせぇ。」
(ぇ?なんでやねん?)
びっくりし過ぎて
意味のない関西弁2を
話してしまい少し
恥ずかしがりながら
慌てる。
(いや、ここは
穏便に行くとこでしょ?
嫌われた!恐がられる!)
と思っていると、
『ふ、ふがッ(°д°;;)』
(………ホラ
このこ泣きそう。)
『今までの清純硬派な
かわゆさと眼鏡ッ子
モカブラウンボブヘア-という
特定の女子にしか
似合わない髪型さえ
武器にする祐美しゃんの
萌え要素にツンデレキャラを
プラスするという
最強コンボコンビが
今ここに参上?!
これはこれで
萌えきゅん?!』