少女マンガのある風景
『HER』〜女のリアルは常に「潜む」
全6話のオムニバスで、女のリアルを描きます。こんなに醜く描いてもらって、つくづくうらやましい。男はどこまでいっても「バカ」どまりだから。
ここに出てくる女性たちの生々しい声はリアルすぎて
「でもその気持ち、わかるよ」
っていう男の声も
「あー、ハイハイ」
と受け流されてしまう恐怖
でもやっぱりわかって欲しい、とうながされ
そんなきみを「醜い」っていうほど「好き」に自信がなくて
それでも好きな靴を履いて歩いていってほしいとは、願っている。