ROMANCE:winter
アタシの声にキッチンが揺れたように感じた
直也がハッとしたようにアタシの顔をみる
「アタシに八つ当たりしないでよ!!」
意味が分からないって顔で「八つ当たり?」と繰り返された
「機嫌が悪いからって、アタシで憂さ晴らししないで!!」
「憂さ晴らしじゃねーよ」
ケンカに発展する
「憂さ晴らしだよ、アタシは直也の癒しグッズじゃないんだからね」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
変なタンカを切ってしまった
自分で言っときながら、ちょっと首をかしげてしまう
直也は困った顔でアタシを一瞬みつめた後、気まずそうに目をそらした
乱れた服を直して、直也の前から抜け出ると背後で声が聞こえた
「癒しグッズだよ」
背中を向けるアタシを追い越してカバンと制服をひっつかむと直也が出て行った
「ちがうもん……」
アタシの声はもう届かない
直也がハッとしたようにアタシの顔をみる
「アタシに八つ当たりしないでよ!!」
意味が分からないって顔で「八つ当たり?」と繰り返された
「機嫌が悪いからって、アタシで憂さ晴らししないで!!」
「憂さ晴らしじゃねーよ」
ケンカに発展する
「憂さ晴らしだよ、アタシは直也の癒しグッズじゃないんだからね」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
変なタンカを切ってしまった
自分で言っときながら、ちょっと首をかしげてしまう
直也は困った顔でアタシを一瞬みつめた後、気まずそうに目をそらした
乱れた服を直して、直也の前から抜け出ると背後で声が聞こえた
「癒しグッズだよ」
背中を向けるアタシを追い越してカバンと制服をひっつかむと直也が出て行った
「ちがうもん……」
アタシの声はもう届かない