ROMANCE:winter
「お前は?」

「ん?」


会話終了かと思ったけど続いているらしい


「お前は寺野みたいに長めの髪型が好きなわけ?」

「いや、別にアタシは長くても短くても」


重要なのはそこじゃないってゆうか


言いよどんでいると



「俺も」



そう返された




食べるのが早い直也は、アタシが半分食べる前にもう食べ終わっていた

眠そうにあくびして目をとじると背もたれにもたれかかっている



「先行っていいよ、教室でちょっと寝たら?」



薄く目をあけた直也の視線が怖い


「別に、寝るくらいどこでもできるし」



怒って……る??






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