【短】天気神
すると

「天気神!!これは一体どういうことなのだ!!報告しにこい!!」

と大神様の叫び声が聞こえた。


「は、はい!!只今!!

子宝神、失礼します!!」


「ああ」

私は大神様の元に急いだ。




「神同士なら恋愛できるのにな……俺となら…」

子宝神が後ろでそう呟いていたとは知らずに……。




結局、大神様にはこっぴどく叱られたものの、私は何だか晴れやかな気分だった。


持ち場に戻ると子宝神はもういなくて…

「あ…隼人君と女の子…」

下界では隼人君が女の子と手を繋いで歩いていた。
< 13 / 40 >

この作品をシェア

pagetop