【短】天気神
さっきよりは…悲しくなかった。


けど、やっぱり心臓が痛くて。


「『神』と『人間』…」

思わずそう呟いていた。


「あ…隼人君が女の子にバイバイしてる…」

どうやらそこは、女の子の家らしくて、二人は別れた。


『神様!!』


「はいはい、何でしょう隼人君?」


『ずっと好きだった子と付き合えましたありがとうございます!!』


「それは恋神に言おうね〜」


『ところで、明後日の土曜日は彼女とデートすることになりました!!なので明後日は絶対に晴れにしてください!!』

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