【短】天気神
「大神様…!!」

子宝神が急に言葉を発した。


「お言葉ですが…天気神は明日は私と下界に!!」


「子宝神、私は全てを司る者だと言わなかったか?

……私には、お前が天気神をかばう訳もわかっている。今言ってもいいのか…?」


大神様がそう言うと、子宝神は黙り込んだ。


「子宝神、ありがとうございます。
あなたが私をかばってくださる理由は存じませんが、かばってくださって嬉しかったです。

……大神様、あなた様のおっしゃる通りでございます。私は人間を…気に入りました。」
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