【短】天気神
「その運命の相手をきちんと見つけた人間の名は、幸村隼人でございます!!」



………え…?


隼人君が…?

運命の相手と……結婚……


子宝神が私の手を他の神々に気づかれないようギュウッと握った。


体温が伝わってくる。


「それでですね、その隼人という人間は来週の火曜日に式を挙げるようでして。

その日は必ず晴れに…。


………天気神?」


ハッ!!

ダメだ!!今は会議中!!


「何でしょう?」
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