イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
お、幼なじみ!?
「私、言ってなかったものね。ごめんね」
「う、ううん!!」
「月子ちゃんは由緒正しき矢坂家のお嬢様なんだよ」
蒼くんが人差し指を天井のほうに突き立てて言った
「お嬢様って…月子ちゃんすごいんだね。」
「やめてよ、蒼。そんなにすごくない」
月子ちゃんは本当に困った顔をしていた
本当に月子ちゃんは美人
女のあたしでも見惚れてしまう
「本当に、そんなんじゃないの。お父さんが趣味でやってたことが成功して…矢坂家なんて…」