イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
sweet…Ⅱ
戸惑いの色
何故だかあたしの馴れ初めを話さなくちゃならなくなっていた
「先輩は中学の時の部活の先輩なの。あたし、弓道やってて…」
「で、ある時、同じ部活の女の子に 部活なんかやめろって言われて弓、向けられたの
そこに先輩がきてくれてね…助けてくれたの」
「へー。それだけ?」
「それだけって…善、ひどい」
善は不機嫌な目をあたしに向けた
「助けるくらいなら誰にだってできんだろ」
「あたしはすごく救われたの!!ほんっと、イジワル」