イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
今にも殴りかかりそうな蒼くんを制して
あたし達はお風呂へ向かった
「あのね。あの2人、あぁ見えても仲良しなんだよ」
「うん、わかるよ」
「私もそうだけど、小さい頃からいつも一緒でね、いつもあんな風にケンカしてたの」
月子ちゃんは懐かしそうに目を細めた
そんな月子ちゃんを素直に羨ましいと思った
「じゃあ、あたしの知らない善を知ってるんだね」
「ううん。何も知らないんだ。だって、何も教えてくれないもん」