イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
「ちょっと南野さん。
私達の神谷君を傷つけないでもらえる?」
「へっ?」
あたしを睨んでいたのは、
あたしよりもいくらか背の高い美人だった
「ご、ごめんなさい…」
「分かってるならいいのよ。ただ、一緒の部屋だからって調子づかないでってことよ」
力強い眼差しで見つめられた
「あのさ…悪いんだけど、コイツいじめないで」
上から善の声が降ってきた
庇って……くれた?
美人さんは悔しそうに顔を歪めてあたし達の前から消えた