イジワル彼氏と甘い、甘いキス。



あたし達、想い合ってないし!!


「善っ……もう大丈夫。あ、ありがとう…」



あたしは無理やり善の体を離した


「お前さ…誘ってんの?
その顔、すっげ、そそられるんだけど?」


「そそられるって……バカ!!誘ってないし!!アホ善!!」


善はやっぱりイジワル
優しくなんてないもん


でも、いつも助けてくれるよね


少し言い合いをしたあたし達は寒くなって

びしょ濡れになりながら寮へ帰った




「亜稀ちゃーん!!心配したぁ!!」





< 56 / 73 >

この作品をシェア

pagetop