イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
あたし達、想い合ってないし!!
「善っ……もう大丈夫。あ、ありがとう…」
あたしは無理やり善の体を離した
「お前さ…誘ってんの?
その顔、すっげ、そそられるんだけど?」
「そそられるって……バカ!!誘ってないし!!アホ善!!」
善はやっぱりイジワル
優しくなんてないもん
でも、いつも助けてくれるよね
少し言い合いをしたあたし達は寒くなって
びしょ濡れになりながら寮へ帰った
「亜稀ちゃーん!!心配したぁ!!」