イジワル彼氏と甘い、甘いキス。
「いっ…いっ…いゃっフガッ」
「大声出すな。涙、止まったじゃん。じゃな」
はぁぁあ?!
彼は何をしたかったの?!
入学初日からケータイ落として…それで…
あたしの大事な大事な
ファーストキスを奪ってぇぇぇ!
あたしのファーストキス……
それがあんな奴なんて…
って……
「きゃああああ!!遅刻ー-!!」
ひたすら走って、走って、走りまくる
走ったかいあって校庭にはまだたくさんの生徒がいた
「ちょっと亜稀ーー?!」