ベタ王子とバッサリお姫様
つーか、鬼とかこの世に存在しないしね。空想上の生物ですよ?

一部生徒からは鬼呼ばわりされている私ですが―。

とんでもない秘密を抱えているのです。

「りっおちゃーーん!」

「うっわ来たよ…。」

前方から突進してくる男。
学校一の人気者、高木悠。
全ての元凶はあの男。

「痛い。」

「ごめんね?恋人って抱きついたりするの普通じゃん。」

「あんたの普通はあたしの普通と違うの!離せ」

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