君の知らない物語
裕也と別れて、俺はクラスに入った。
「けーいっ!!!」
「ぐわぁっ!!!!!!!!!!!」
後ろから強く抱きつかれて、内臓がでるかと思った。。
「やめろよ。。この馬鹿力野郎!」
「ウザ!折角私が、寂しいその背中を温めてあげようと思ったのに!!」
それで、こいつは小学生からの友達、、って言うよりも
悪友か。。
清水 紫(しみずゆかり)
生物学上は、女子となっているけど
俺には、どうしても女子なんて見えない。
「なんで、紫は後ろからきたんだ?」
予鈴だって、もうすぐ鳴る。。
一応女子なら、予鈴前には教室にいるんじゃ。。。。
もしかして、、こいつ本当に女子じゃないんじゃ……
「ちょっと、変な事考えないでよ?」
「……。。」
「職員室行って来たから、教室に帰るときに圭を見たの。もちろん、裕也も。」
「なるほど、、」
俺と紫と裕也は、中学からずっとつるんでる悪友。
ワイワイはしゃいで、うるさくて、、いつも怒られてた。
でも、、そのくらい仲が良い。
予鈴が鳴って、ホームルームが始まった。