すたにゅら☆【BL】


「大地ぃ〜!」

と僕もつられて息子を抱きしめる準備をする。

とたとたと大地が走ってきて、僕の腕の中へすっぽりと収まった。

「じゃあ、帰るか」

「うん!」

という大地の同意を聞いてから、僕は先生達に「じゃあ、また」といってから歩き出した。

「また明日ね〜!大地君!」

という声が聞こえた。

朝にあった新しい保母さんだ。

僕は少し気になったので、保母さんに質問した。

「あ・・・、あの、先生のお名前、聞いてもいいですか?」

保母さんの今朝の恥じらいは何処へやら、

「ああ!私ですか?」

と余裕で言った。


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