すたにゅら☆【BL】
金曜日、大地を連れて帰る時に、新しい保父くんに会った。
「どおも」
と一礼すると、保父くんは顔を俯かせ、
「お疲れ様です、大地君パパ」
と低音だが良く通る声で言った。
正直、驚いた。
彼はもっと無愛想な人かと思っていた。
「先生こそ、大地がいつもお世話になってます。」
僕は日々思っていることを言った。
いくら半日とはいえ、大勢の他人の子供の世話をするのだ。
僕には到底できない。