すたにゅら☆【BL】
「はぁ?アパート追い出されたんですか!!?」
驚いた。
真面目そうな青年がアパートを追い出されるなんて・・・・・・。
「はぁ、そうなんですよ・・・・・・」
龍ちゃん先生の目には涙がたまっていた。
「な、何かヤバいこととかしてませんよね?」
焦って僕は尋ねた。
ヤクとかやってたらヤバいしさ!!!!!
だけど、龍ちゃん先生は極普通の理由で追い出されたらしい。
「いえ、その・・・、大学からの友人とルームシェアをしてたら、その友人が夜逃げしまして・・・・・・。家賃を払えなくなったんですよ」
誠に情けない、と、龍ちゃん先生は肩をガクリと落とした。
「いや!ご友人が夜逃げは気になりますが、先生のせいじゃないでしょ!?」
だったら大丈夫ですよ!、と僕は龍ちゃん先生の肩に触れた。