すたにゅら☆【BL】


返ってきたのはやっぱり

「当たり前でしょう?」

という言葉だった。

確かに昨日僕達はようやく本当の恋人同士らしくなれた。

今まではこっ恥ずかしいだけだったのに、何故か龍ちゃんの声が心地好かった。

ただ、それとこれとは話が違うんだ!

「当然っておかしいでしょ!!?」

おかしいに決まってる!

「何処がおかしいですか?」

龍ちゃんは僕に質問してきた。

「どっ、何処がっていったら・・・そのぉ」

つまってしまった。

言葉がつまってしまった。

「ほら、反論出来ないでしょう?」

龍ちゃんは勝ち誇ったような顔をして僕に微笑みかけた。

不覚にもその笑顔が可愛かったのだ。

「うぅ」

僕は何も言えなくなった。


< 70 / 98 >

この作品をシェア

pagetop