ちっちゃい彼氏。…二人目!?



おっさんもだけど。

卓はなんで何も言わないの?

何か言ってよ。

私の味方してよ。

卓は下を向いたまま。

「旦那様…。」

卓がゆっくりと話だす。




「申し訳ございません。


愛南。」

「何…。」



「裏に戻れ。
終わるまで出てくるな。」



はぁ?

いつもと違う話し方。
睨むような視線。

怖かった。

「なんで?」

「いいから。


旦那様。ごめんなさい。
お礼にコーヒーを一杯いかがですか?」

卓はそう言って笑った。

私の方は見ないで。


そしてまた営業が再開する。

何事もなかったように。



どうしてよ…。




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