恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
……って!

流されてる場合じゃないっ。

こんな所で、絶対ヤダ。

「……待って!」



グイと当麻くんを押し返すと、

驚いた顔をして、私を見下ろしている。

「……聞きたいコト、あるんだけど」

「終わってからな?」

当麻くんはニヤリと笑うと、私の手を簡単によけ、床に押しつけた。




「……その前に、聞きたい。

今日って、どうして女の子も一緒だったの?

班のメンバーじゃないのに……すごく仲よさそうだった」

胸をギュッとわしづかみにされそうな気持ちになる。

神原さんのコト、ちゃんと聞かないと……

明日もきっと気になるよ。




「アイツらも国際通り来ててさ。たまたま会った」

当麻くんは、なんてコトなさそうに答える。

「たまたま……で一緒に行動?」

「まぁな」

「それにしちゃ、随分仲がよさそうだったよね、神原さんと……」

勢いに任せて、とうとうその名前を口に出すコトができた!

当麻くんの反応は……。


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