恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
通りすぎたギャルの一人が、
「それ貸してよ! いいな、神原だけ~」
って言ってる。
「キャー、やめて! アタシの宝物なんだからっ」
振りむくと、神原さんは取られないように、必死でキャップを手で押さえていた。
「うるさ~。騒ぐなっつの」
レナが、うざったそうにギャルに毒吐いてる。
「レナ、そんな言い方しなくっても……」
「なんかムカつく~。だってさ、あの帽子って。絹川くんが昨日かぶってたヤツだよね?
サイテーだよね、彼女じゃないコに私物貸すって」
うわ……。
レナも気付いてたんだ。
「わ……わかんない。なにか事情があるのかも」
「事情ねぇ……。そういえば、広間出た時、ヤるとかそんな話題出してたよね。
さやの知らない所で、あのふたりホントにヤってたりして~!」
――バチッ!!
レナがあんまり嬉しそうに言うもんだから、
気が付いたら……
手が出てしまっていた。
「それ貸してよ! いいな、神原だけ~」
って言ってる。
「キャー、やめて! アタシの宝物なんだからっ」
振りむくと、神原さんは取られないように、必死でキャップを手で押さえていた。
「うるさ~。騒ぐなっつの」
レナが、うざったそうにギャルに毒吐いてる。
「レナ、そんな言い方しなくっても……」
「なんかムカつく~。だってさ、あの帽子って。絹川くんが昨日かぶってたヤツだよね?
サイテーだよね、彼女じゃないコに私物貸すって」
うわ……。
レナも気付いてたんだ。
「わ……わかんない。なにか事情があるのかも」
「事情ねぇ……。そういえば、広間出た時、ヤるとかそんな話題出してたよね。
さやの知らない所で、あのふたりホントにヤってたりして~!」
――バチッ!!
レナがあんまり嬉しそうに言うもんだから、
気が付いたら……
手が出てしまっていた。