恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
当麻くんはお兄ちゃんに渡された用紙を眺め、顎に手をあてながらニヤニヤ……。

「え、コレやぶったら……」

「守るための五ヶ条だろが! やぶる前提でモノ言うなっ」

「いてっ」

アハハ、お兄ちゃんにさっそく頭はたかれてるし。



「わかったな当麻! 当麻がこのウチに住むってだけで朝から冷や冷やしてんだよ。

今日だって心配して来てみれば……」

そう言って私をジロリとニラむ。

「アハハ、ごめんなさ~い。私が部屋に入れたわけじゃないんだけどなぁ」

「当麻もオンナの部屋に入るとはいい度胸……」

「いや、コイツが勝手に入ってったんスよ? マジで~」



そう言って当麻くんは、部屋の隅からルイを連れてくる。

「うっ……ぎっ、ぎゃぁっ」

……え?



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