恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「当麻くん、優しいもんね。あんまり他のコに、優しくしすぎないでね?」

「わかってる。それ以上に、さやに優しくすればいーんだろ?」

当麻くんは、抱いた肩を更に引きよせ、耳元でそっと囁く。

耳にかかる髪を、唇でそっとよけると耳たぶに軽くキスしてきた。

「……っ」

「戻ったらまた誰かにジャマされっしな~」

うっ……。

息吹きかけないで。

背筋がゾクゾクしてきちゃう。




思わず身をすくめたけど、

当麻くんは肩を抱いてない方の手で、私の顔を当麻くんの方へと向ける。

そして……

甘い笑みを見せてきた。



この顔見ちゃったら、もうダメ。

運転手さんにバックミラーで見られてるのかな、と思いつつも

当麻くんのキスを、受けとめてしまう。

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