恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「さや、照れなくていーよ。もう私、やっかんだりしないから」

レナはそう言うと、私を当麻くんの方へ押しだした。

勢い余って、当麻くんの胸へ倒れこむと、

当麻くんは私をちゃんと抱きとめてくれた。



「おはよ。昨日、ちゃんと寝れたか?」

顔を近付け、優しい瞳で語りかけてくる当麻くんに、ドッキドキ!

朝から刺激強いんだけど……。

「……うん。当麻くんは?」

「オレ、あんま寝てねぇな。

消灯後、クラスのメンバー数人で、朝まで賭け事して遊んでた」

か……賭け事!?



「えー……。そんなコトしてたんだ?」

「ま、今日のタクシーの席かかってたし?」

「……えっ?」

「横田に勝って、オレがさやの班に入れるように

うまく段どってもらった。うまくいったな。マジで嬉しー」

じゃあ今回のこれは、当麻くんが仕組んだコトだったんだ!?




私の目の前で、子供のように無邪気に喜んでる当麻くんが、

なんだかかわいい。
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