恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「ま、本気じゃなくても。今日だけ付き合ってるコトにすれば?

結構楽しーと思うけど」

当麻くん、他人事だと思ってケラケラ笑ってる。

「もう、勝手なコト言わないでよねぇ……。困るよね、レナも」

レナを見てみると、意外にもニヤニヤと笑っていた。




「潤くんって、彼女と別れてたんだ? そっか~。

実はさ、私も先月彼氏と別れたんだよね。

寂しい者同士、慰め合おっか?」

レナ、彼氏と別れたばっかりだったんだ。

だから余計、付き合ってるひとを目の敵みたいにしてたのかな?



「……は? ありえねーし」

潤くん、イヤっそーな顔して、レナの方を見てる。

「じゃあ、今日は運転手さんのおまかせコースで!」

レナ、めちゃくちゃ乗り気になってる。




旅行に来た時、旅行ならではの恋愛楽しもうって言ってたもんね……。

当麻くんの提案は、レナの望んでいた、最高のシチュエーション?

沖縄での、ダブルデート疑似体験、みたいな……。


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