恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
タクシーはまず、沖縄本島中部にある、勝連半島と平安座島を結ぶ

全長約5kmの長い道路。

“海中道路”へと向かった。




海の中に埋め立てられた道路で、車で走っていると

まるで海の上を走ってるみたい!!

真っ青な空との切れ目がわからないほどキレイな、コバルトブルーの海が目の前に広がる。




「すご~い!! 空に飛びこんで行くような感じ!」

レナは窓を開けて、助手席から身を乗りだして、大はしゃぎ。

「危ないから顔出すなって!」

それを、潤くんが止めてる。

「もう、触んないでよ。キャ~、気持ちい~っ!」

「……ったく」

潤くんはレナを押さえるのを諦め、腕組みして後部座席に身を沈めた。



「困るよなぁ。ガキみてぇ」

「そう? レナ、かわいいな。私はあそこまではしゃげないかも~」

キレイだな~とは思うけど、窓から顔出して、キャーキャー言うほどじゃない。

当麻くんをチラッと見ると、

……寝てるし。






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