恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「ま、当麻さんと別れるコトがあったらいつでも言ってこいよ?

オレが付き合ってやるから!」

潤くんは照れかくしなのか、そういう言い方をした。

「ひどい! 別れないから」

「そっか。当麻さんモテるし、ライバル多いと思うけど。

応援してるぜ! ま、頑張れな」

「ありがと。頑張るよ」

ふたりで笑ってると、タクシーは、海中道路の途中にある“道の駅”へと停車した。




かなり広い敷地内に、2階建ての建物があって、1階に物産展、2階には資料館。

館の周りには、砂浜はないけれど、

コンクリートの階段が海へと下がり、人工の海岸が作ってあるような場所。





タクシーが停まると共に、外へ飛びだすレナを見て、潤くんは苦笑してながら先に降りていった。

当麻くんはまだ寝てる……。

体を揺すり起こすと、

うっすらと目を開けて、私に体を預けてくる。

……寝ぼけてるのかな?







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