恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
今日はタクシーを貸し切る予定だし、運転手さんはちょっとの間トイレに行ってしまった。

一向に起きる様子のない当麻くんと、車の中でふたりっきり。

「当麻くん。着いたよ?」

「ん……」

寝ぼけてる当麻くんは、スッゴクかわいい。

いつもキリッとしてるから、ぼんやりしてる時ってあんまりナイんだよね。

そう思って私ものんびりしてると……。




「……きゃっ!」

寝ぼけてるかと思ったのに、当麻くんは急に私の体を押さえつけて

噛みつくようなキスをしてきた。

ん~~~っ!! なんでぇ!?

突然滑りこんでくる舌先に、翻弄される。

昨日より、もっと、もっと激しいキス。

食べられちゃいそうな勢いに力が抜け、

背中の位置が、だんだんとズレてくる。



「……ヤダ、ちょっと!?」

いつの間にか押し倒され、座席部分に背中がついてる。

当麻くんは、完全に起きていて、挑発的な顔で私を見下ろしていた。







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