恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「マジメとかそういう問題じゃナイってば。見つかったら、没収されるよ!?」

「バレね~って。うまくやるし? ま、そーいうマジメな所も……好きなんだけど?

すげーそそられる」

当麻くんの顔が、どんどん近づいてくる。

顎の下を軽くつままれ、

思わず目をギュっとつぶると、

口の中に、甘~い香りが広がる。



あれっ!?

これって……。

突然口の中に入ってきたのは、黒糖のキャンディ。

「なに、口開けて待ってんの? やらし~」

当麻くん、私の顔を見てニヤニヤ……。

うわぁ、最悪……。

てっきりキスしてくるんだって思って、完璧無防備だった!




「沖縄限定。さっき買ったんだぜ? うまい?」

「甘過ぎるよ。黒糖って……」

からかわれてハズかしいし、ちょっとすねてると。

「じゃ、お口直し」

今度は、構える暇もなく、

あっさり当麻くんに、唇をふさがれた。



< 217 / 471 >

この作品をシェア

pagetop