恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「……シャワー浴びてからね?」

「え、風呂一緒に入る?」

「もうっ! 入らないしーっ!」

私が真っ赤になって拒否するのを見て、当麻くんは楽しそうに笑っていた。




部屋に到着すると、

私が想像してたような、いかがわしい雰囲気じゃなく

いたって普通……というか、

高級ホテルのような小綺麗な感じの部屋。

大きなベッドには清潔そうなベッドカバーがかかっていて、

普通の応接セットが。

これなら、旅行に来たイメージで過ごせそう!




……あ、だけど。

シャワールームやお風呂がガラス張りで、中が丸見え。

これじゃ、シャワー浴びれないっ!!

呆然と立ち尽くしてると……。



「さ~や、オレもぉガマンできねーかも」

「えっ!? ダメだってば……あっヤダ……待って?」

当麻くんは私の手から荷物を奪い、その辺に置くと

あっという間に、私を抱えあげた。


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