恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「うん……」

不思議と、なんだかホッとした。

「悪かったな、考えナシで」

「なにが……?」

「ヤだったろ? こーいう場所に来んの。

さやとココ入る時、手ぇつないだら……なんか、震えてっし」




うわ……。

あの時の緊張、当麻くんにも伝わってたんだ。

震えてたつもりはナイんだけど、やっぱりなんだか怖かった。

普通にホテルに泊まるのとは、少し違う。

そういう目的だけの為に、不特定多数の人が使う場所だから……

なんとなく、嫌悪感があったっていうか。

だけど、実際入ってみたらそんな感じじゃなくて、

多少ホッとはしてたんだけどね?



「……私が、潔癖症なのかな」

「いや。ま、いーんじゃね? 確かに、気分よくは、ねーわな。

外出たら、沖縄とは全く違う景色にウンザリするし」

「……うん」


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