恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
そういえば、今日まで沖縄にいたんだっけ。

そんなコトも忘れてしまうような、

ラブホの一件。

「また……行きたいな」

「え、どこに?」

「沖縄に決まってんだろ。時間も周りのヤツらも気にせず、

ずっとさやと、1日ゆったり過ごしてーな」

「うん。また、いつか……行こうね」

「おう」

当麻くんは起き上がると、カバンの所まで歩いて行って、

また急いでベッドまで戻ってきた。




「……コレ、土産な」

「お土産!?」

当麻くんの手には、ふたつのストラップが握られていた。

「……前からお揃いで欲しー、つってたろ。

今日、イイの見つけたから」




……うわぁ、嬉しい!

覚えててくれたんだ?


< 230 / 471 >

この作品をシェア

pagetop