恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
……当麻くんの言葉が足りないって思うときはあるけど、

よく考えれば、こうやって

私を安心させてくれるようなコトをしてくれる……。



「……嬉しいな。コレ、ずっとつけるね。ありがとう」

当麻くんの優しさが嬉しくって、私からギュッと抱きついた。

「おぅ。それとな?

コレって、昔は女性から、婚約者の男性に贈ってたモノらしー」

……えっ。

婚約者に……?

顔を上げると、

当麻くんは優しく微笑んでいた。




「さやのコト、ずっと大切にしたいって思うし。

これからも、一緒にいてくれよな……」

当麻くん……。

ヤダ、嬉しくって

泣いちゃいそう。




「当麻くんこそ、私から離れて行かないでね?」

「当たり前だろ。なに言ってんだよ……」

「絶対だよ?」

今にもこぼれそうな、私の涙を見て、

当麻くんはフッと笑い、

涙を拭うように、そっと目元に唇で触れた。



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