恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「当麻、香水変えたか?

どこのだ、コレ。いい香りだな~……」

お兄ちゃんは、ウットリした表情で、当麻くんにますます近づいてる。

……男同士でなにやってんだか。




「コレ、勝負用っスからね~。簡単には、教えらんねぇな」

当麻くんはお兄ちゃんの体を軽く押すと、

靴を脱いで、先に家に入って行った。




「えっ、ちょっと待てっ!!

勝負って、なんの勝負だっ。さや、まさか……」

「へっ!? なんのコト? わかんないよ」

一応、なにもなかったし……。

とぼけてみた。



それに、当麻くんが今日つけてた香水、

言われてみれば、いつものと少し違ったかも。

私ってそういうの疎いから、

当麻くんっていつもいい香り、ぐらいにしか思ってなかったな……。





「おい、当麻っ。説明しろ~!」

お兄ちゃんは、当麻くんを追っかけ家の中へ。




……あ~あ。

お兄ちゃん、完全に当麻くんに遊ばれてるみたい。



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