恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
すごくイヤ……。

なのに、動きたいのに動けない。

「あんた襲うのなんて、わけナイけどな。

オレと同居すんの、怖くなった?」

「べっ……別に。悠馬くんなんて怖くナイし?

そんなコトしたら、このウチから追い出すまでだよ」



ホントは怖いけど、意地を張ってみた。

それに、これはただの脅しだってわかってる。

当麻くんがいるのに、絶対そんなコトはしないハズ……。

「どーだか。っつーかさ、もっとビビれば? おもしろくねーな」

悠馬くんは私の肩を、軽く突きとばすと

不服そうな顔をして、そのままリビングへと消えていった。



かなりビビってたつもりなんだけど……。

悠馬くんに負けないように、挑戦的な視線向けてたからかな?

それにしても、からかわれてただけ?

ホント悠馬くんって、イマイチなに考えてるのかわからないよ。



厄介なひとと、同居するハメになっちゃったな。

早く卒業して、当麻くんとふたりで住みたいよ……。

それにはまだあと、1年以上あるんだけどね。

これ以上何事もなく、穏やかな日々が過ごせますように。



だけど私のその願いは、聞き届けられるコトなく……

私と当麻くんの身辺で、

新たな心配事が、おきようとしていた。


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