恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「……ん、忘れもん」

当麻くんがとなりに立ったかと思うと、腰を屈め、チュッてキスをしてきた。

すぐに離れる唇。

「……当麻くんっ!?」

「うわ、しょっぱ」

当麻くんは自分の唇を軽く舐め、苦笑いしてる。

おにぎりと、鮭の塩味がしょっぱかったみたい。




「いきなりキスしてきて、それはなくない!?」

「ハハッ、まーな」

「忘れモノって……キス?」

「おう」

当麻くんは優しく笑って、私の頭を軽くなでる。

そのためにわざわざ戻ってきてくれたんだ?

嬉しくって、胸がキュンとなった。




「今日って……学校でなにかあるの?」

「いや。今から自宅戻ってくるわ。学校には、昼から行くつもり。
……で、しばらくココに来れねーかも」

えっ!?

当麻くんの突然の言葉に、頭が真っ白になる。

「……どうして!?」


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