恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
えっ、ちょっと待って。

今の言い方って……、具が鮭って知らなかったみたいな言い方だよね?

「当麻くんっ」

「あ、送らなくていーから。

ココでいい」

チュッ!

私が喋りだす前に、また当麻くんにキスをされた。

「……もぅ、また!?」

「続きは学校で、な。んじゃ」

当麻くんは私が立たないように肩を軽く押さえたあと、

そのままキッチンを出て、玄関へ走って行った。




あーあ……当麻くん、行っちゃった。

これから2ヶ月、一緒に暮らせないんだ。

……寂しいよ。




「……当麻さんも変わったな~」

うわっ! いつの間に!?


さっきのスウェット姿から制服に着替え、髪のセットもすませた悠馬くんが、

キッチンの入口に、腕組みして立っていた。



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