恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「いっ……いつから見てたの?」

「見てねーし。聞いてただけ」


あんま変わらないような気がするけど。

「悪趣味っ!」

「どっちが。当麻さん、あんたがぽちゃぽちゃでもいーとか、頭おかしいんじゃね?」

「……はぁっ!?」

「昔は、痩せてるオンナが好きつってたのになー。

この際、太らせて呆れさせようかと?

ど? オレのカロリーたっぷりのメニュー」

悠馬くんはニンマリ笑うと、キッチンに入ってくる。

「……そんなつもりで作ってたんだ?」

「当たり前~。朝食、食パン半分とか、たまに抜いてたらしーじゃん。

なのになんで胸だけデカイわけ? ハハッ、チョー非効率」

相変わらず、悠馬くんの憎まれ口は止まらない。



「ほっといてよっ」

「明日はどーする? ドーナツでも揚げよっか?」

……オェ、さすがに朝からドーナツは、ムリ。

「いいよ……っていうか、さっき聞いてたよね。

当麻くん家に戻るし、悠馬くんも自分の家に戻ったら?」


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