恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
私の言葉に気を悪くしたのか、悠馬くんの表情が一気に曇った。

「……うるせぇな。そんなのは、オレが決める」

いや、ココ私のウチだから。

権限は私にあるんじゃナイの!?

「冗談じゃないよ……出てってくれる?」




「……ま、考えとくわ」

「なにそれ」

「当麻先輩いないとなると、あんたのボディガードは誰がやるわけ?」

いや、悠馬くんが一緒に住む方が、かなり危ないと思うんだけど!?




「そんなのっ、必要ないから」

「……へぇ。ホント気だけは強いよな?

じゃ、なんかあってもオレは一切責任取らないんで?

当麻先輩にも、ちゃんと説明してくれよな」

悠馬くんはそう言うと、

呆れた顔をして、キッチンを出ていった。

……なによ、

悠馬くんの助けなんて必要じゃないんだから。

夏休みはちょっとしたゴタゴタに巻き込まれたけど、

あれは自分から飛び込んだからで、

今までだって、帰りに襲われたコトなんてナイし。



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