恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
とりあえず、お兄ちゃんから無理にでも言ってもらわなくちゃ。

当麻くんがいないのに、悠馬くんと一緒になんて住みたくないよ。




それより、当麻くんのコトだよね。

お父さんからの大事な話ってなんだろう。

学校に来たら、教えてもらおう。

……イヤな話じゃなきゃいいんだけど。




モヤモヤした気持ちを抱え、学校へ向かう。

クラスへ到着すると、

修学旅行で仲良くなったグループが変わったのか、

いつも固まってるメンバーが、みんなそれぞれ入り乱れてる。




今まで話すコトのなかったレナと潤くんが、同じ机を囲んで楽しそうにしゃべってる。

……うわぁ、あのふたり、急接近!?

潤くん、レナを気に入ってたらいいのにな。

なんて思いながら、ふたりに近付く。



「おはよー」

声をかけると、潤くんがいち早く私の方を向いた。

「おっ、さや! 久しぶり」

「久しぶりって、あんたバカじゃない? まだ1日しか経ってナイんだけど」

レナが潤くんに突っかかっていく。



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